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渋沢栄一はどのような人物だったか?
渋沢栄一は今回新札に肖像が採用された注目の人物である。
渋沢栄一は1840 年に生れ、 幕末期に徳川慶喜に仕え、 フランスに渡り、 帰国後、 多くの会社・学校の創設に関わり、 組織・社会事業の運営に貢献し、 近代日本の発展・確立に多大な功績を残した巨人である。 彼はまた、 幼少期より生涯にわたり 「論語」 を愛読し、 その学問を人生に活かし、 その精神を経営の理念とし、 更にその普及に尽力した人でもある。
本書は、 彼が大正末期の晩年、 「論語」 の魅力を万人に伝えるべく語った講義録をまとめた旧本 (大正 14 年刊) を復刊したもの。
「論語」 本文の解釈は丁寧、 またその内容を具体的に語るべく、 交わりのあった西郷・大久保等、 維新前後の英傑をはじめ、 多くの歴史上の人物・事件を活写・品評し、 また自身の体験に基づいて時代・社会の諸相を論断しているのは、 本書の一大特色であり、 興趣尽きないものがある。
渋沢とその時代を彷彿とさせ、 100 年後の今日でも傾聴に値する。
巻末には孔子の年譜とともに、 新たに人名索引を付した渋沢論語の決定版!
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