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六朝文学を特徴づける重要な論点を、人間への深い関心と確かな批評眼から、生き生きとした筆致で描き出す。曹操における歌から志の詩への変容、建安詩人による自然描写の確立、曹植にみる危機と文学を考察し、阮籍の難解な韜晦表現を読解。さらには『三国志』注と志怪小説の関係や、文学批評理論としての『南斉書』文学伝論に着眼するとともに、陶淵明論や謝霊運論をも盛り込んで、動乱を生きた六朝読書人の政治と文学の真の姿に迫る。著者が長い間あたためてきた問題に正面から取り組んだ待望の論考は、六朝文学の思想に通底する鉱脈への確かな道筋となろう。
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