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政治の要諦は、民を安ずることにある。唐の名君太宗は、そのために人材を登用し、臣下の諫言を納れ、善政に尽力した。本書は、太宗の言行を記した貞観政要を多くの例話によって解説する。
愛読者カードより(読者の声)
・時事評論と古典の解説がバランスよく書かれていて読みやすい。 ・人間としてのあり方について、よく学ぶことができた。 ・我が身におきかえて色々と考えさせられる本でした。 ・中国古典新書の貞観政要と合せ、活学させてもらっています。 ・非常に優れた内容です。じっくり味読します。
など、多くのお声を頂いています。
目次
序文〈矢崎勝彦〉
君子たるの道は、 先づ百姓を存すべし
明君は兼聴し、 暗君は偏信す
安きを致すの本は、 惟だ人を得るに在り
賢才を選ぶ所以は、 百姓を安んずるにあり
私を滅し、 公に徇ひ、 堅く直道を守るべし
過ちを聞きて改むれば、 社稷は安からん
木、 縄に従へば則すなわち正しく、 君、 諫めに従へば則ち聖なり
治を致すの本は、 才を量りて、 職を授け、 官員を省くに在り
国安からんと思ふ者は、 必ず其の徳義を積む
沢を竭くして漁すべからず
人を用ふるには、 才行倶ともに兼ぬるを須ちて任用すべし
六正を修むれば栄え、 六邪を犯せば 辱めらる
百姓に於いて損有るは為なさず
仁義を以て治を為す者は、 国祚延長す
貪なれば、 大きくは国を滅ぼし、 小にしては身を滅ぼす
善を善として用ひ、 悪を悪として去るが肝要
此の一言は百姓に利益有りや否やを思ふべし
時に益ある者は必ず賞し、 法を犯し怠慢なる者は必ず罰す
政を為すの要は、 惟だ人を得るに在り
流水の清濁は、 其の源に在るなり
百姓の艱難、 常に聞見して 商量すべし
広く賢良に任じ、 高く居り、 深く視るべし
国を治むと病を養ふとは同じなり
衆人の唯唯は、 一士の諤諤に如かず
学ばざれば墻面す
兵甲なる者は、 国家の凶器なり。 戦ひを好めば人凋なはる
獄を断ずるには、 公直・良善の人を選び、 三公・九卿らに議せしめん
夫れ人を安んじ、 国を寧んずるは、 惟だ君に在り
国は人を以て本と為し、 人は食を以て命と為す
凡そ興造有るは、 物情を貴ぶべし
自ら謙恭にして、 常に畏い懼くを抱くべし
労謙する君子は終はり有り
兵は凶にして、 戦ひは危し
顔を犯しても非を為すを許さず
賢者も財多ければ志を損ず
費やす所、 徳に過ぐるは、 人を導く者の道と謂へず
国史を見て悪事有らば、 鑒誡とせん
妖は徳に勝たず、 徳を修むれば変を銷すべし
誠に能く自ら節す。 百姓の欲せざるは、 其の情に順はん
下の好む所は、 皆、 上の好む所に従ふ
猛獣、 山林に処れば、 藜藿、 之が為めに採らず
国家の法を守りて私を成さず
激切は訕謗に似たり
国士を以て遇せば、 国士を以て報ゆ
安やすきに居おりても危を忘れず、 理まれるに居りても乱を忘れず
君は臣の器を知りて使うべし
我の重くする所は、 百姓の憎む所なり
志、 清浄を尊び、 百姓の心を心と為す
諫言は虚心に聴くべし
嗜欲喜怒の情は、 賢愚も皆同じ。 賢者は能くこれを節して、 度に過ぎしめず
明君は兼聴し、 暗君は偏信す
安きを致すの本は、 惟だ人を得るに在り
賢才を選ぶ所以は、 百姓を安んずるにあり
私を滅し、 公に徇ひ、 堅く直道を守るべし
過ちを聞きて改むれば、 社稷は安からん
木、 縄に従へば則すなわち正しく、 君、 諫めに従へば則ち聖なり
治を致すの本は、 才を量りて、 職を授け、 官員を省くに在り
国安からんと思ふ者は、 必ず其の徳義を積む
沢を竭くして漁すべからず
人を用ふるには、 才行倶ともに兼ぬるを須ちて任用すべし
六正を修むれば栄え、 六邪を犯せば 辱めらる
百姓に於いて損有るは為なさず
仁義を以て治を為す者は、 国祚延長す
貪なれば、 大きくは国を滅ぼし、 小にしては身を滅ぼす
善を善として用ひ、 悪を悪として去るが肝要
此の一言は百姓に利益有りや否やを思ふべし
時に益ある者は必ず賞し、 法を犯し怠慢なる者は必ず罰す
政を為すの要は、 惟だ人を得るに在り
流水の清濁は、 其の源に在るなり
百姓の艱難、 常に聞見して 商量すべし
広く賢良に任じ、 高く居り、 深く視るべし
国を治むと病を養ふとは同じなり
衆人の唯唯は、 一士の諤諤に如かず
学ばざれば墻面す
兵甲なる者は、 国家の凶器なり。 戦ひを好めば人凋なはる
獄を断ずるには、 公直・良善の人を選び、 三公・九卿らに議せしめん
夫れ人を安んじ、 国を寧んずるは、 惟だ君に在り
国は人を以て本と為し、 人は食を以て命と為す
凡そ興造有るは、 物情を貴ぶべし
自ら謙恭にして、 常に畏い懼くを抱くべし
労謙する君子は終はり有り
兵は凶にして、 戦ひは危し
顔を犯しても非を為すを許さず
賢者も財多ければ志を損ず
費やす所、 徳に過ぐるは、 人を導く者の道と謂へず
国史を見て悪事有らば、 鑒誡とせん
妖は徳に勝たず、 徳を修むれば変を銷すべし
誠に能く自ら節す。 百姓の欲せざるは、 其の情に順はん
下の好む所は、 皆、 上の好む所に従ふ
猛獣、 山林に処れば、 藜藿、 之が為めに採らず
国家の法を守りて私を成さず
激切は訕謗に似たり
国士を以て遇せば、 国士を以て報ゆ
安やすきに居おりても危を忘れず、 理まれるに居りても乱を忘れず
君は臣の器を知りて使うべし
我の重くする所は、 百姓の憎む所なり
志、 清浄を尊び、 百姓の心を心と為す
諫言は虚心に聴くべし
嗜欲喜怒の情は、 賢愚も皆同じ。 賢者は能くこれを節して、 度に過ぎしめず
あとがき
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