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中國の古代史學や考古學の成果を參考にしながら私なりに考察した思想や思想史の成果であり、また學會に參加した報告や見聞錄である。當時の中國における古代史學界・考古學界の動向や雰圍氣を多少なりとも傳えることができたと思う。中國古代の思想や歷史、あるいは考古に興味のある方は、一篇でも讀んでいただき、忌憚のない批判を頂戴できれば幸いである。(はじめにより)
吉田 篤志(よしだ あつし)
1953年、新潟県生まれ
1984年、大東文化大学大学院文学研究科博士課程修了(中国学専攻)。
1990年、大東文化大学文学部中国文学科講師に就任。
現在、大東文化大学文学部中国文学科准教授。
専門は中国哲学・哲学史(春秋学・出土資料研究)。
論文:穀梁伝の「入者、内弗受也」をめぐって(『東方学』第72輯、1986年)、穀梁伝の君主観-君権強化の論理と背景(『日本中国学会報』第39集、1987年)他。
目 次
は じ め に
一 神話と歷史のはざま
五帝時代は史實か ―神話の歷史化に對する疑問―
附 五帝時代は史實か
禹の九州傳說の成立過程
二 『詩經』と『尙書』の考察
周人の人閒的自覺 ―詩・書を中心として―
古公亶父の周原への移住と造營 ―古典文獻と出土文獻に見る―
淸華「傅說之命」上篇釋讀
附 淸華 「傅說之命」下篇の天と德について
三 親親と尊尊 ―孝と忠―
郭店楚 の成立年代試論 ―親親と尊尊を通して見た―
孝の原義 ―篆文・金文に見る文字學的考察―
先秦時代の忠臣
四 西周銅器銘文考
微子啓と長子口
靑銅時代の證 ―西周晩期の靑銅器群とその銘文―
西周時代の晉侯 ―『公簋』銘文の「唐伯」は誰か―
西周靑銅器銘文に見る戰爭の記錄
西周昭王南征考
五 學會參加報告
中國殷商文化國際討論會に參加して
中國夏商文化國際學術硏討會に參加して
甲骨文發見一〇〇周年記念國際學術硏討會へ參加して
六 遺跡を廻って ―考古と文物の旅―
周原 ―周人の故鄕を訪ねて―
戰國・秦・漢・三國時代の 牘・帛書等を見聞して ―中國出土資料調査報告―
靑銅器の鄕を尋ねて ―陝西寶鷄調査報告―
在北京愽物館藏靑銅器の調査報告
お わ り に
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