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全訳 老子
田中佩刀
B6判並製151頁
定価
1,540 円 (本体1,400 円+税)
ISBN 978-4-89619-847-8
発売日 2019/09
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従来の 『老子』 の註釈書は、 ともすれば註釈者の学者が本文に自己の見解を入れて有って、 どこ迄が 『老子』 の本文なのか分りにくく成っている場合が有ります。 本書では、 『老子』 本文そのままの訳を試みました。
恩師の市川安司先生は、 「講釈ではなく解釈をしなさい」 と仰有ておられましたが、 「老子が言っているのは、 こういう事だ」 という説明は読者には不要で、 読者が考えればいい事だと思います。 孟子が 「人の患は、 好んで人の師と為るに在り」 と言っていますが、 老子の言葉を借りて註釈者が自説を主張するのは如何なものでしょうか。
司馬遷は、 老子の信奉者と儒学者たちとの対立に就いて述べていますが、 必ずしもそうではない様に思われます。 中国では、 儒教・仏教・道教の三つが融合した思想さえも生れている様です。
(本書「はじめに」より)
〔訳者略歴〕 田中佩刀 (たなか はかし)
昭和2年 (1927) 12月 東京生れ。
昭和25年3月 東京大学文学部国文科卒業。
昭和30年3月 同大学大学院満期修了。
県立静岡女子短期大学助教授、 明治大学助教授を経て、
昭和39年4月 明治大学教授
昭和41年4月 和光大学講師・理事を兼任。
現在 明治大学名誉教授、 斯文会名誉会員
〔主な著書〕 『 『中国古典散策』 (明德出版社)、 『全訳
易経』、 『全訳 列子』 (明德出版社)
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